仮交際って何?普通の恋愛とどう違うの?
「仮交際って何をすればいいの?」「複数人と同時に付き合うって本当?」——結婚相談所でお見合いが成立した後に始まる「仮交際」は、一般的な恋愛とはまったく異なる独自の制度です。
筆者はIBJ加盟の結婚相談所で1年11ヶ月活動し、複数の仮交際を経て成婚退会しました。この記事では、仮交際の基本ルールからファーストコール、デートの進め方、LINEのコツ、終了の見極めまで、実体験をもとに完全解説します。
お見合いの流れを把握した上で読むと、仮交際の位置づけがより明確になります。
仮交際とは?
仮交際とは、お見合い後にお互いが「もう一度会いたい」と思った場合に成立する、結婚相談所独自の交際ステージです。
一般的な恋愛の「付き合う」とは異なり、複数の人と同時に仮交際を進められるのが大きな特徴です。「お試し交際」や「プレ交際」とも呼ばれ、真剣交際に進む前に相性を見極める期間として位置づけられています。
一般的な恋愛との違い
| 項目 | 一般的な恋愛 | 仮交際 |
|---|---|---|
| 交際人数 | 基本的に1人 | 複数人OK |
| 期間の目安 | 特になし | 1〜3ヶ月 |
| スキンシップ | 自由 | 手をつなぐまでが目安 |
| 間に入る人 | いない | カウンセラーがサポート |
| 目的 | 恋愛を楽しむ | 結婚相手としての相性を見極める |
| 連絡先交換 | 自分たちで | カウンセラー経由で交換 |
仮交際はあくまでも「友達以上、恋人未満」の段階です。結婚を前提にお互いを知る期間なので、焦らず丁寧に関係を築いていきましょう。
仮交際の基本ルール
IBJの仮交際には以下のルールがあります。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 複数交際 | 同時に複数人と仮交際OK |
| 期間 | 一般的に1〜3ヶ月(最大6ヶ月) |
| スキンシップ | 手をつなぐまでが目安(相談所による) |
| 連絡手段 | LINE交換OK |
| 宿泊・旅行 | NG(真剣交際に進んでから) |
| 成婚前の婚前交渉 | NG |
| お見合い | 仮交際中も他の方とお見合い可能 |
仮交際中にできること
- LINE・電話での連絡
- デート(食事、カフェ、お出かけ)
- 手をつなぐ(相手の同意のもと)
- 複数の方と並行してデート
- 他の方とのお見合いを継続
仮交際中のNG行為
- 宿泊を伴うデート
- 婚前交渉
- お相手の連盟名・相談所名を聞き出す行為
- カウンセラーを通さず直接お断りを伝える
ファーストコール ── 仮交際で最初にやること
仮交際が成立すると、カウンセラーを通じて連絡先が交換されます。ここで最初にやるべきことが「ファーストコール」です。
ファーストコールの基本
- 連絡先交換の当日に、男性から電話をかけるのがルール&マナー
- 時間帯は20時〜21時頃が適切(仕事終わりで落ち着いた時間帯)
- 通話時間は5〜10分程度でOK
話す内容
- 「本日はお見合いありがとうございました」とお礼を伝える
- 「お話しできて楽しかったです」とポジティブな感想
- 次のデートの日程を提案する(「来週の土曜日あたり、ご都合いかがですか?」)
筆者の体験
最初のファーストコールは、電話をかけるだけでも緊張しました。何を話そうか事前にメモを用意していたのを覚えています。しかし実際にかけてみると、お見合いで会話した内容の延長で自然に話せました。事前にメモを用意しておくのは、緊張しやすい方にはおすすめです。
仮交際中のデートの進め方
仮交際の目的は「この人と真剣交際に進めるか」を見極めることです。デート回数ごとに意識すべきポイントを解説します。
1回目のデート
お見合いの延長のような位置づけです。まずはリラックスして楽しむことを最優先にしましょう。
- 場所: カフェやカジュアルなレストラン(ランチがおすすめ)
- 時間: 2時間程度
- 確認ポイント: 会話のテンポ、雰囲気、お見合いの時と印象が変わらないか
- 心がけ: お見合いよりも少しカジュアルに、でも丁寧に
2回目のデート
少しだけ距離が縮まる時期です。お互いの趣味や好きなことを深掘りしましょう。
- 場所: ディナーや、お互いの趣味に関連する場所
- 時間: 2〜3時間程度
- 確認ポイント: 価値観や考え方、食事のマナー、会話が自然に続くか
- 心がけ: 「この人とまた会いたいか」を素直に感じる
3回目のデート
仮交際の最重要ポイントです。3回目のデートで「真剣交際に進むかどうか」を意識し始めましょう。
- 場所: 共通の趣味を活かしたデート(映画、美術館、散歩など)
- 時間: 半日程度もOK
- 確認ポイント: 一緒にいて自然体でいられるか、将来の方向性が合いそうか
- 心がけ: 結婚観について少しずつ話題にする
4〜5回目のデート
真剣交際に進むかどうかの最終判断をする時期です。
- 場所: ショッピング、散歩、ドライブなど日常に近いデート
- 時間: 半日〜1日
- 確認ポイント: 長時間一緒にいても疲れないか、結婚後の生活をイメージできるか
- 心がけ: 決断のタイミング。迷ったらカウンセラーに相談
デート頻度については仮交際中のデート頻度の詳細もあわせてご覧ください。
仮交際中の連絡(LINE)のコツ
仮交際中の連絡は、関係を深めるための大切なツールです。頻度だけでなく、内容も意識しましょう。
連絡頻度の目安
筆者の経験では、1日1回〜2回のLINEのやり取りが適度でした。毎日長文のメッセージを送る必要はありません。「おはようございます」「お疲れ様でした」程度の短い連絡でも、相手は安心します。
ただし、心地よい連絡頻度は人それぞれです。相手の返信ペースに合わせて調整するのがベストです。
好印象なLINEの例
- 「今日はお疲れ様でした!○○のお話、とても楽しかったです」(デート後の感想)
- 「この前おっしゃっていたお店、調べてみました!今度一緒に行きませんか?」(次のデートへの誘い)
- 「今日はいいお天気ですね。○○さんは何をされていますか?」(日常の話題)
避けるべきLINEの例
- 長文すぎるメッセージ — 相手に返信のプレッシャーを与えてしまいます
- 返信の催促 — 「読みましたか?」「返信まだですか?」は絶対にNG
- ネガティブな内容 — 「仕事がつらい」「疲れた」ばかりだと印象が下がります
- 他の仮交際相手の話 — 複数交際OKでも、他のお相手の話をするのはマナー違反です
仮交際中に確認すべき結婚観
仮交際中に必ず確認しておきたい5つのテーマがあります。
- 結婚後の住まい(エリア) — お互いの職場や実家との距離
- 子どもについての考え — 希望するかしないか、人数、時期
- 仕事の継続について — 共働き希望か、転職の可能性
- 金銭感覚 — 貯金の考え方、趣味への出費
- 家事の分担 — どのように分担するか
いつ切り出すか
ただし、1回目のデートからいきなり深い話をするのはNGです。2回目〜3回目のデートで、自然な流れの中で話題にしましょう。
切り出し方の例:
- 「将来的にはどのあたりに住みたいとか、希望はありますか?」
- 「お仕事はずっと続けたいなと思いますか?」
大切なのは、「質問攻め」にならないこと。自分の考えも先に伝えることで、お相手も答えやすくなります。
複数交際の考え方
仮交際では複数の人と同時にデートできますが、一般的には2〜3人が限界です。
何人までが適切か
IBJのルール上、仮交際の人数に上限はありません。しかし現実的には以下が目安です。
- 2〜3人: 一人ひとりと丁寧に向き合える、おすすめの人数
- 4人以上: デートの予定管理やLINEの返信で手一杯になりがち
筆者の考え
最初は「複数人とデートするのは申し訳ない」と感じましたが、仮交際は「お互いを知る期間」であり、真剣交際ではありません。むしろ比較することで、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。
ただし、4人以上の並行交際は物理的にも精神的にも厳しいです。デートの予定管理やLINEの返信で手一杯になってしまい、結局どのお相手とも浅い関係になってしまいます。
スケジュール管理のコツ
- 曜日を決めて振り分ける — 「Aさんは土曜、Bさんは日曜」のように
- カレンダーアプリで管理 — デートの予定だけでなく、お相手の情報もメモしておく
- 疲れたら無理をしない — 自分のペースを守ることが大切です
仮交際から真剣交際へ進むタイミング
以下のサインが揃ったら、真剣交際に進むことを検討しましょう。
- この人と一緒にいると安心する
- デートが楽しみだと思える
- 他の仮交際相手と比べて明らかに気持ちが強い
- 結婚後の生活をイメージできる
- 相手も自分に好意を持っていると感じる
真剣交際に進む決断はカウンセラーにも相談しましょう。タイミングやお相手の気持ちについて、客観的なアドバイスがもらえます。
真剣交際について詳しくは真剣交際とは?仮交際との違いをご覧ください。
仮交際を終了すべきサイン
「進むタイミング」と同じくらい大切なのが「やめるタイミング」です。以下のサインに当てはまる場合は、終了を検討しましょう。
- ☐ デートが「楽しみ」ではなく「義務感」になっている
- ☐ LINEのやり取りが苦痛に感じる
- ☐ 会話が続かず、沈黙が多い
- ☐ 生理的に受け付けないと感じる(無理をする必要はありません)
- ☐ 3回会っても気持ちがまったく動かない
- ☐ 他の仮交際相手の方が明らかに気になる
お断りの伝え方
仮交際の終了は、必ずカウンセラーを通じて伝えます。直接お相手にお断りの連絡をするのはルール違反です。
カウンセラーには正直に理由を伝えましょう。「なんとなく合わなかった」でも構いません。お相手のカウンセラーを通じて丁寧に伝えてもらえます。
終了を決断した後は次のお見合いに気持ちを切り替えましょう。婚活に疲れを感じたら、婚活に疲れた時の対処法も参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 仮交際と真剣交際の違いは何ですか?
仮交際は複数人と同時に進められるお試し交際です。真剣交際は1人に絞った結婚前提のお付き合いです。真剣交際に進むと他のお相手との交際は終了し、お見合いもできなくなります。
Q. 仮交際は何人まで同時にできますか?
IBJのルール上、人数の上限はありません。ただし現実的には2〜3人が適切です。4人以上になるとデートや連絡の管理が難しくなり、一人ひとりとの関係が浅くなりがちです。
Q. 仮交際の期間はどのくらいですか?
一般的に1〜3ヶ月です。IBJでは交際期間の目標を3ヶ月(最大6ヶ月)としています。3回目〜5回目のデートで真剣交際に進むか判断するのが理想的です。
Q. ファーストコールで何を話せばいいですか?
お見合いのお礼、楽しかった感想、次のデートの日程提案の3点でOKです。通話時間は5〜10分程度で、男性から当日中に電話するのがルールです。
Q. 仮交際中にデート代は割り勘ですか?
仮交際中のデート代に明確なルールはありませんが、初回〜2回目は男性がご馳走し、3回目以降は割り勘にシフトするケースが多いです。筆者の場合も同様でした。お相手の考え方にもよるので、自然な形で対応しましょう。
Q. 仮交際中に手をつないでもいいですか?
お相手の同意があれば、手をつなぐまではOKとされています。ただし、2回目までのデートでいきなり手をつなぐのは時期尚早です。3回目以降、自然な流れの中で、が目安です。相手が嫌がる素振りを見せたらすぐにやめましょう。
Q. 仮交際中に他の人とお見合いを続けてもいいですか?
はい、仮交際中も新たなお見合いを申し込んだり、申し受けしたりできます。仮交際はお試し期間なので、並行して活動を続けることはルール上まったく問題ありません。
Q. 仮交際を終了したい場合はどうすればいいですか?
カウンセラーに「交際終了したい」と伝えるだけでOKです。直接お相手に連絡する必要はありません。カウンセラーがお相手のカウンセラーを通じて丁寧に伝えてくれます。理由は正直に伝えましょう。
まとめ
仮交際は結婚相談所ならではの制度で、効率的に相性を見極められる仕組みです。この記事のポイントを振り返りましょう。
- 仮交際は「お試し交際」 — 複数交際OKで、お互いの相性を見極める期間
- ファーストコールは当日中に — 男性から電話、お礼と次のデート提案を
- デートは3〜5回が目安 — 回数ごとに確認ポイントを意識する
- LINEは1日1回が基本 — 短くてもいいので毎日やり取りを続ける
- 結婚観は2〜3回目以降に確認 — 住まい・子ども・仕事・お金・家事の5テーマ
- やめる判断も大切 — 義務感になったら終了を検討する
複数交際に対する罪悪感は不要です。お互いが納得いく相手を見つけるための大切なプロセスだと考えましょう。焦らず、でも漫然とせず、3回目のデートあたりで「真剣交際に進むかどうか」の判断を意識すると、仮交際をスムーズに進められるはずです。
これから結婚相談所を探す方は、おすすめ結婚相談所ランキングや無料カウンセリングで聞くべき質問もあわせてご覧ください。