婚活に疲れるのは普通のこと
まず伝えたいのは、婚活に疲れるのは異常なことではないということです。
婚活経験者を対象とした調査では、約75%の人が婚活中にストレスや疲れを感じたと回答しています(2026年2月時点の各種調査データより)。つまり、4人に3人は「疲れた」「しんどい」と感じながら活動しているのです。
筆者自身、IBJ加盟の結婚相談所で約1年11ヶ月活動しましたが、何度も「もうやめたい」と思いました。特につらかったのは、活動開始から半年ほど経った頃です。お見合いがうまくいかない時期が続き、ようやく進んだ仮交際も2ヶ月で交際終了。同じ時期に大学時代の友人2人から立て続けに結婚報告を受け、「自分だけ取り残されている」と感じて布団から出られない朝もありました。
婚活をしていれば、誰でも疲れを感じる瞬間があります。大切なのは、その疲れと上手に付き合うことです。婚活が長引く原因を理解しておくと、焦りが少し和らぐかもしれません。
婚活で疲れる5つの原因
1. お見合いが組めない・成立しない
お見合いの申し込みをしても返事がなかったり、断られ続けると精神的に消耗します。特に、プロフィールを一生懸命作ったのに反応がない時期は「自分には魅力がないのでは」と自信を失いがちです。
筆者も活動開始2ヶ月目に、10件以上申し込みを送って1件も成立しなかった時期がありました。「何がダメなんだろう」とプロフィールを何度も書き直し、写真も撮り直した経験があります。お見合いの流れとコツを見直すことで、改善のヒントが見つかることもあります。
2. 交際終了が続く
仮交際や真剣交際まで進んでも、突然の交際終了は大きなダメージです。「何が悪かったのか」が分からないまま終わるケースも多く、自己否定に陥りやすい原因の一つです。
筆者も複数回の交際終了を経験しました。最もつらかったのは、仮交際3ヶ月で真剣交際目前まで来ていたお相手から、突然「他の方と真剣交際に進むことになりました」と連絡を受けた時です。2日間ほど何も手につかず、カウンセラーに電話で30分以上話を聞いてもらいました。
3. 比較・評価される疲れ
婚活では常に「選ぶ側」であり「選ばれる側」でもあります。年収、学歴、容姿、年齢...。プロフィール上のスペックで比較・評価されるプレッシャーは、日常生活では感じにくいものです。
お見合いのたびに「品定めされている」と感じたり、交際終了のたびに「自分は選ばれない人間だ」と思ってしまう方は少なくありません。
4. 時間とお金の消耗
毎週末のデート、お見合いの準備、カウンセラーとの面談...。時間的・金銭的なコストも疲労の大きな一因です。
結婚相談所の活動にかかる費用は、月会費だけでなくお見合い料やデート代も含めると毎月3〜5万円程度になることも珍しくありません。結婚相談所の料金相場で詳しく解説していますが、1年以上活動すると累計で数十万円の出費になります。「これだけお金をかけているのに成果が出ない」という焦りが、さらに疲れを増幅させます。
5. 周囲との比較
友人の結婚報告やSNSの投稿を見るたびに焦りを感じることがあります。特に同世代の友人が次々と結婚していく時期は、精神的にかなりこたえます。
筆者が最もつらかったのは、婚活中に親友の結婚式に出席した時でした。心から祝福する気持ちと「なぜ自分だけ...」という複雑な感情が入り混じり、帰りの電車で泣きそうになったのを覚えています。
婚活疲れを感じやすい人の特徴
以下の特徴に当てはまる方は、婚活疲れを感じやすい傾向があります。当てはまるものがあっても落ち込む必要はありません。自分の傾向を知ることが、対策の第一歩です。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 完璧主義で理想が高い | すべての条件を満たす相手を求め、少しでも合わないと「この人は違う」と切り捨ててしまう |
| 他人と比べてしまう | 友人の結婚報告やSNSの投稿で焦りが増幅し、「自分だけうまくいかない」と感じる |
| 断られることに人一倍傷つく | お見合い不成立や交際終了を「自分を否定された」と受け止め、自己肯定感が下がる |
| 婚活一色の生活になっている | 趣味や友人との時間を犠牲にして活動に没頭し、リフレッシュの機会がない |
| 一人で抱え込みがち | カウンセラーや周囲に相談せず、自分だけで悩みを解決しようとする |
筆者自身も「完璧主義」と「一人で抱え込む」の2つに当てはまっていました。活動前半は条件にこだわりすぎてお見合いのチャンスを逃し、つらい時もカウンセラーに相談できずに一人で悩んでいた時期がありました。
疲れた時の7つの対処法
1. 休会制度を活用する
多くの結婚相談所には「休会制度」があります。月会費が減額される(または無料になる)ため、金銭的な負担を抑えながら休息を取れます。
筆者の経験: 実際に1ヶ月間休会し、リフレッシュした後に活動を再開したことがあります。休会中は婚活のことを一切考えず、友人と旅行に行ったり、以前から気になっていた料理教室に通ったりしました。休んだことで「やっぱり婚活を続けたい」と自然に思えるようになり、再開後は以前より前向きに活動できました。
2. 活動のペースを落とす
完全に休む必要はなくても、ペースを調整するだけで負担は大きく軽減されます。
- 毎週のお見合いを隔週にする
- 申し込み数を月5件程度に減らす
- 「今月はお見合いだけ、来月はデートに集中」と月ごとにテーマを決める
「ゼロか100か」ではなく、30〜50%の力で続けるという選択肢があることを覚えておいてください。
3. カウンセラーに正直に相談する
「疲れている」と正直に伝えましょう。良いカウンセラーであれば、活動方針の見直しを一緒に考えてくれます。
筆者が交際終了で落ち込んだ時、カウンセラーに「正直、もうしんどいです」と打ち明けたことがあります。すると「無理に活動する必要はないですよ。2週間だけお見合いをストップしましょう」と提案してくれました。そのおかげで気持ちをリセットでき、その後の活動で成婚相手と出会うことができました。カウンセラーとの面談で聞くべきことを参考に、普段から相談しやすい関係を作っておくのがおすすめです。
4. 婚活以外の楽しみを確保する
婚活一色の生活は精神的に良くありません。趣味、友人との時間、運動など、婚活以外のリフレッシュ手段を持つことが大切です。
- 運動 — ジョギングやヨガでストレスを発散する
- 趣味 — 映画、読書、料理など没頭できるものを持つ
- 友人との時間 — 婚活の話題を出さない「普通の時間」を楽しむ
5. 小さな成功を認める
「お見合いが1件組めた」「会話が盛り上がった」「前より緊張せずに話せた」など、小さな進歩も立派な成果です。すべてを「成婚」のゴールだけで測ると、途中経過がすべて失敗に見えてしまいます。
スマホのメモに「今日のよかったこと」を記録するのも効果的です。後から振り返ると、自分が着実に成長していることに気づけます。
6. SNS・婚活アプリとの距離を取る
他人の幸せそうな投稿や婚活情報に触れすぎると、無意識のうちに疲弊します。特にSNSで流れてくる結婚・出産報告は、婚活中には精神的なダメージになりやすいものです。
- SNSの通知をオフにする
- 婚活関連のアカウントのフォローを一時的に外す
- 閲覧時間を1日15分以内に決める
「見なければ気にならない」ことは意外と多いものです。情報を遮断するだけで、心がかなり軽くなります。
7. 同じ境遇の仲間とつながる
婚活のつらさは、婚活をしている人にしかわかりません。同じ境遇の仲間と気持ちを共有することで、「自分だけじゃないんだ」と思えるだけでも楽になります。
- 相談所の交流会やパーティーに参加する
- 婚活コミュニティ(オフライン・オンライン)を探す
- 信頼できる婚活仲間と定期的に情報交換する
ただし、愚痴ばかりの関係にならないよう注意しましょう。お互いを励まし合い、前向きな情報交換ができる仲間がベストです。
休会すべきタイミング
以下のサインが出たら、休会を検討しましょう。
- お見合いに行くのが苦痛に感じる
- プロフィール検索すら億劫になっている
- 婚活のことを考えると気分が沈む
- 仕事や日常生活に支障が出ている
- 「誰でもいいから早く決めたい」と思い始めている
特に最後の**「誰でもいいから早く決めたい」は危険なサイン**です。焦りから判断を誤ると、成婚後にミスマッチが発覚して後悔することになりかねません。この気持ちが出てきたら、一度立ち止まりましょう。
休会期間の目安と過ごし方
| 疲れの度合い | 休会期間の目安 | 過ごし方 |
|---|---|---|
| 軽い疲れ(活動ペースを落としたい) | 2週間〜1ヶ月 | 趣味や友人との時間を増やし、リフレッシュに集中 |
| 中程度の疲れ(モチベーションが低下) | 1〜2ヶ月 | 婚活から完全に離れ、自分磨き(運動・資格・旅行等)に取り組む |
| 重い疲れ(日常生活にも支障) | 2〜3ヶ月 | 心身の回復を最優先。必要に応じて専門家への相談も検討 |
休会後の再開ステップ
休会から活動を再開する際は、いきなり全力に戻す必要はありません。
- カウンセラーとの面談 — 休会中に感じたこと、今の気持ちを共有する
- プロフィールの見直し — 休会前の内容を更新し、新鮮な気持ちで再スタート
- ゆっくり再開 — 最初の1〜2週間はプロフィール検索だけにする等、段階的にペースを戻す
「やめる」前に試してほしいこと
婚活をやめる決断をする前に、以下を試してみてください。
- 1ヶ月の休会 — 距離を置くことで見えてくるものがある
- カウンセラーの変更 — 相性が合わない場合は変更を相談。担当者が変わるだけで活動の質が大きく変わることがある
- 相談所の変更 — 環境を変えることで状況が改善することも。複数の相談所で無料カウンセリングを受けてみる
- 条件の見直し — 本当に譲れない条件は何かを再考する
筆者自身、活動1年目で「条件の見直し」を行いました。それまで「年収○○万円以上」「○歳以内」と細かく設定していた条件を、「一緒にいて安心できるか」「価値観が合うか」に重点を移したところ、お見合いの成立率が上がり、最終的に成婚相手と出会うことができました。条件を緩めることは妥協ではなく、本当に大切なことに気づくプロセスです。
よくある質問(FAQ)
Q. 婚活に疲れたらやめてもいいですか?
**A. もちろん、やめるという選択肢もあります。**婚活は義務ではないので、無理に続ける必要はありません。ただし、「疲れたからやめる」と「十分考えた上でやめる」は異なります。まずは休会やペースダウンを試し、それでも気持ちが戻らない場合に退会を検討するのが後悔しにくい方法です。
Q. 休会すると相手に迷惑をかけませんか?
**A. 仮交際中のお相手がいる場合は、交際を整理してから休会するのが基本です。**カウンセラーに事情を伝えれば、お相手への連絡を代行してもらえます。交際相手がいない状態であれば、いつでも気兼ねなく休会できます。
Q. 休会中も月会費はかかりますか?
**A. 相談所によって異なりますが、多くの場合は通常の月会費より大幅に減額されます。**完全無料になるところもあれば、月1,000〜3,000円程度の休会費がかかるところもあります。休会前に必ず自分の相談所の規定を確認しましょう。
Q. 婚活疲れはどれくらいで回復しますか?
**A. 個人差がありますが、1〜3ヶ月の休息で回復する方が多いです。**軽い疲れであれば2週間程度のペースダウンで改善することもあります。ただし、日常生活にまで支障が出ている場合は、もう少し長めの休息が必要です。
Q. カウンセラーに「疲れた」と言いにくいのですが…
**A. 遠慮する必要はまったくありません。**カウンセラーは婚活のプロであり、会員の疲れやモチベーション低下に対応するのも仕事の一部です。「正直、最近しんどいです」とストレートに伝えて大丈夫です。むしろ、我慢して限界を迎える前に相談するほうが、適切なサポートを受けられます。
Q. 婚活と仕事の両立がつらいです。どうすればいいですか?
**A. 「仕事が忙しい時期は婚活をペースダウンする」というメリハリが大切です。**繁忙期にはお見合いの頻度を減らし、余裕がある時期に集中して活動する方法もあります。カウンセラーに仕事のスケジュールを共有しておくと、無理のないペースで活動計画を立ててもらえます。
Q. 婚活疲れで体調が悪くなりました。病院に行くべきですか?
**A. 不眠、食欲不振、気分の落ち込みが2週間以上続く場合は、医療機関への相談をおすすめします。**婚活のストレスがきっかけで心身に不調が出ることは珍しくありません。「このくらいで病院に行くのは大げさでは」と思う必要はありません。早めの対処が回復への近道です。
Q. 婚活を再開するタイミングはいつがいいですか?
**A. 「婚活してみようかな」と自然に思えた時が再開のベストタイミングです。**焦って再開する必要はありません。休会中に趣味や仕事に打ち込む中で、「やっぱり結婚したい」「もう一度頑張ってみよう」と思えたら、カウンセラーに連絡を取りましょう。
まとめ
婚活に疲れるのは自然なことであり、経験者の約75%がストレスを感じています。大切なのは、疲れた時に無理をし続けないことです。
ポイントを整理すると以下の通りです。
- 婚活疲れの主な原因はお見合い不成立・交際終了・評価のプレッシャー・時間とお金の消耗・周囲との比較の5つ
- 完璧主義・他人と比較しがち・一人で抱え込むタイプの人は疲れやすい傾向がある
- 対処法は休会・ペースダウン・カウンセラー相談・趣味の時間確保・小さな成功を認める・SNS距離・仲間作りの7つ
- 「誰でもいいから早く決めたい」と思ったら危険サイン。一度立ち止まって休息を
- やめる前に休会・カウンセラー変更・条件見直しを試してみる
筆者も1年11ヶ月の活動中、何度も疲れを感じました。1ヶ月の休会、条件の見直し、カウンセラーへの正直な相談...。その一つひとつが、最終的な成婚につながったと感じています。
婚活は長期戦です。疲れたら休む、休んだらまた歩き出す。そのリズムを大切にしてください。あなたの婚活が良い方向に向かうことを心から応援しています。
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